2010年05月05日

鳩山由紀ちゃんの茶番劇−安保の現実を語ったら?

 沖縄に在日米軍基地の半数が集中し、沖縄がその被害に晒されていることは、数十年前から指摘され続けてきたことです。
 在沖米軍基地を撤去するために、その機能の「本土」への移転が選択肢として存在するように報道されていますが、現実的ではありません。現に「本土」に存在する米軍基地でさえ地元の反対意思を抑圧して存在し続けているのですから、新たな基地建設が容認される状況にはありません。
 
 由紀ちゃんは、何のために訪沖したのか。ご本人は沖縄が痛苦な現実にあることをご存じのようです。しかしなお、沖縄に対して米軍基地の存在に耐えることを懇願しなければならない政治的現実があるようです。
 問題は何か。結論から言えば、日米安保条約が存在しているからです。そしてそれを積極的に擁護する勢力が存在するからです。

 日本と米国との間を規定する「日米安保体制」がつづく限り、日本は米国の軍事的世界戦略の前線−補給システムから離脱することはできません。米国が沖縄を手放す意思を有しない限り沖縄から米軍基地がなくなることはありません。

 60年安保−70年安保、そして自動継続された今日までの日米安保体制は、実は「日本の防衛」に有効であったのではなく、沖縄人民に痛苦な現実を強いることに有効であったといえます。
 それは同時に、ブッシュのイラク侵攻−アフガン侵攻という米軍を抑圧軍隊として派兵する兵站基地として有効でした。つまりイラクやアフガンの人民に痛苦な現実を強いることに有効であったといえます。米軍の軍事展開が各国人民に有益であった事実はありません。

 日米安保は破棄するべきです。米軍基地は撤去すべきです。

 米国に従属しない日米関係を考えるべきです。米国に従属しない平和外交を考えるべきです。米国の「ボチ」でいる限り、日本は唯一の被爆国として、核政策に対する米国の二重基準を指摘する資格はありません。

 鳩山由紀ちゃんは、理念や希望を語るけど、それを具体化するロードマップも反対者を説得できる論理や見識もお持ちではないようです。姿勢だけを示すのは所詮茶番劇です。

posted by 三千光年 at 12:33| Comment(0) | 書簡 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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